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池澤 夏樹『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』(小学館文庫)

 私は学生時代に少し真面目に英語の勉強をしてみようと思つた時に、たまたま読んだ本に、英語と聖書の結びつきの深さについて説かれてゐたために、信仰心とは無関係に、「これは英語で聖書はきちんと読んでおいたはうがよささうだ」と思ひ、お茶の水の駅から神保町方面に向かふ途中のキリスト教関係の本を専門とする書店に行き、いはゆる「欽定訳」、つまり1611年にジェイムズ1世の命で完成された英訳聖書の決定版を買つて来た。

 今は絶版になつてしまつたやうだが、Oxford University Pressのイラスト入り、厚みは3センチ以上あるが、ポケットにも入りさうなほどの小さな聖書で、いつも必ず持ち歩いてはちよつと時間のある時には開いて少しずつ読み続けた。

 未だにキリスト教徒ではないけれども、宗教といふよりは思想・哲学に関心があるので、時々取り出しては拾い読みをすることがある。

 『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』(小学館文庫)は池澤夏樹と父(作家の福永武彦)の従兄にあたる聖書学の秋吉輝雄との対談の記録で、内容はところどころに異端的な見方も示されてゐて、決して読みやすい、わかりやすいといへる対談ではないが、刺戟的な部分も多い。


ぼくたちが聖書について知りたかったこと (小学館文庫)ぼくたちが聖書について知りたかったこと (小学館文庫)
(2012/12/06)
池澤 夏樹

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(つづく)
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