FC2ブログ
   
05
   

荒川洋治『昭和の読書』(幻戯書房)その2

もう1カ所。

 ・詩人たちにも、詩誌の編集にも、天地をさかさにするくらいの思いきった意識改革が必要だろう。現に近年の詩集ですぐれたものは、従来の詩の世界の人の詩集ではない。川上未映子『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』(青土社・二〇〇八)、岡井隆『注解する者』(思潮社・二〇〇九)、辺見庸『生首』(毎日新聞社・二〇一〇)など、詩の世界とは別に世界をもつ人たちの強力な詩集だ。詩を選ぶにも、書くにも、しかるべき人が少ない状況なのだ。(194)

 真剣にぶつかり合つたり、向上と進歩のために批判しあふといふことが、どこの世界でもなくなり、才能のない者達が集まつて、一体なにをしようとしてゐるのか。私は危機感を覚えてゐる。
(つづく)
スポンサーサイト



プロフィール

Holmesian2011

Author:Holmesian2011
FC2ブログへようこそ!

最新記事

MMOタロット占い

淡々と百人一首

    摂氏/華氏 温度変換器

    カテゴリ

    最新コメント

    月別アーカイブ

    最新トラックバック

    検索フォーム

    RSSリンクの表示

    リンク

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード

    QR