2014.02.26
小学校1年生のクラス会(1)
登校拒否時代の担任の先生の住所がわからなくなり、どうにか探せないものかと思つてゐたら、母の知り合ひだつたか、父の関係だつたか(確かに近所には同じお役所勤めの人たちが集まつてゐたはずだ。官舎が並んでゐたのかもしれない)、私が先生を探してゐることを伝へてくれて、連絡がまた取れるやうになつた。
それから間もなく、先生が教員を辞めて務めてゐた美術館に、小学校1年生の時の同級生K君が偶然やつて来て、そこから一氣に話が進んで、K君が中心になつて小学校1年生のクラス会といふ珍しい催しが実現することになつたのである。
そのクラス会の席上で、私は「登校拒否児だつたんだつて?」と同級生から聞かれて、びつくりしてしまつた。
あれだけ手のかかる子どもで、しかも先生は私が学校から逃げ帰らないやうに、見張りをつけてくれたにもかかはらず、水を飲むと言つて給食室まで行き、見張つてゐたN君の隙をついて、空いていた戸口から走つて家まで逃げ帰つたこともあるのに、同級生たちは私の異常行動に気づいてゐなかつたのである。
これは要するに昔の先生は偉かつたといふことでもあらう。同級生に気づかれないやうに先生が配慮してくれてゐたことは明らかだ。改めて私は心を打たれた。
それから間もなく、先生が教員を辞めて務めてゐた美術館に、小学校1年生の時の同級生K君が偶然やつて来て、そこから一氣に話が進んで、K君が中心になつて小学校1年生のクラス会といふ珍しい催しが実現することになつたのである。
そのクラス会の席上で、私は「登校拒否児だつたんだつて?」と同級生から聞かれて、びつくりしてしまつた。
あれだけ手のかかる子どもで、しかも先生は私が学校から逃げ帰らないやうに、見張りをつけてくれたにもかかはらず、水を飲むと言つて給食室まで行き、見張つてゐたN君の隙をついて、空いていた戸口から走つて家まで逃げ帰つたこともあるのに、同級生たちは私の異常行動に気づいてゐなかつたのである。
これは要するに昔の先生は偉かつたといふことでもあらう。同級生に気づかれないやうに先生が配慮してくれてゐたことは明らかだ。改めて私は心を打たれた。
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